Nintendo Switchのゲームタイトル一覧 (2017年)(ニンテンドースイッチのゲームタイトルいちらん (2017ねん))では、Nintendo Switch用ソフトのうち、日本において2017年にパッケージタイトルとして販売、またはニンテンドーeショップを通じてダウンロード販売された、以下の193タイトルを発売順に列記する。

発売ソフトの形態・変遷

Nintendo Switchは2017年3月3日に発売され、ダウンロード専売を含む複数のローンチタイトルが発売された。ローンチタイトルの一つである『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、世界的な大ヒットを見せ、Nintendo Switchにとって大きな一歩となった。 ライターの山村智美は、この作品が世界中の新しい物好きなコアゲーマーの心をつかんだことで高評価を引き寄せたとGame Watchに寄せた記事の中で述べている。その一方でローンチタイトルのラインナップの貧弱さを指摘するメディアもあった。加えて、一部のサードパーティーの開発元からは、本体と同時に発売する予定だったが、様々な理由で遅れてしまったことが明かされている。

また、任天堂はサードパーティーやインディーズとも意見交換を行っており、たとえばカプコンには将来像を提示したうえで、本体の検証にあたっては同社からも意見を聞いた。

その後、2017年4月26日に発売された『マリオカート8 デラックス』はロングセラー商品となり、発売から5年以上後の2022年9月末時点における世界累計販売本数は4841万本である。 同作以降も、任天堂は2017年の年末までリレーのように様々なソフトを供給していった。Nintendo Switch本体をプロデュースした小泉歓晃は、2017年半ばのファミ通とのインタビューの中で、ゲームが好きな人向けに『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を出し、それから『マリオカート8 デラックス』でJoy-Conのおすそ分けを楽しんでもらう…というように各作品の役割を持って少しずつプレイ人口を増やしていく意図があったと明かす一方で、予想以上に家族でゲームを楽しむ人に受け入れられたと話している。この年に発売されたソフトの上位6位は『スプラトゥーン2』(約175.2万本)を筆頭に任天堂の作品が占めており、サードパーティにおいて最も売れた作品は『 モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』(約20.3万本)である。

山村はサードパーティーやインディーズの調子のよさにも言及したうえで、任天堂の作品だけ見ても、最初に新しい物好きたちを満足させてから、時期に合わせて子どもやライトゲーマーらの心をつかむタイトルのラインナップを展開したのが見事だと評価しており、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』がすぐれた作品であることが大きいとしている。また、IGNのクラベ・エスラもNintendo Switch本体の発売から年末までの間に、任天堂が様々なジャンルで質の高い作品を送り出した点を評価している。ニュースサイト「Polygon」のBen Kucheraは、良質なソフト群に加え、前述の『マリオカート8 デラックス』をはじめとするマルチプレイ作品との相性の良さも、Nintendo Switchのヒットにつながったと分析している。

また、2017年9月には、これまでPlayStation 4/PlayStation Vita向けに同人ゲームを移植してきたプロジェクト「Play,Doujin!」がNintendo Switchへの参入を表明し、第1弾として『東方紅舞闘V』 が発売された。さらに、ソニー・ミュージックエンタテインメントもインディーズ専門レーベル「UNTIES」を立ち上げ、「Play,Doujin!」の一員としてNintendo Switch向けにソフトを供給した。

なお、任天堂自身もニンテンドーeショップで配信されたソフトのダウンロードランキング(国内・国外)を公開しており、こちらはMojangのサンドボックスゲーム『Minecraft: Nintendo Switch Edition』が国内で1位にランクインしている。

また、2017年12月28日に発売された『ヒューマン フォール フラット』は、任天堂による2017年の年間ダウンロードランキングでは国外で27位、国内で圏外だったものの、翌年の同じランキングでは首位を獲得し、発売から2年後の2020年のダウンロードランキングにおいてもトップ5に入るなど、ロングセラーとなった。

一方、国外においては、個人開発のPCゲームを初出とする『Stardew Valley』が配信され、任天堂による2017年の年間ダウンロードランキング(国外)において首位を獲得するほどの成功をおさめ、翌年には日本にも配信された。 また、『ソニックマニア』は、もともと「クラシック」と呼ばれるソニックシリーズ初期作品のファンに向けた新規タイトルとして開発されており、ソニックシリーズの原点回帰に成功した作品として他機種版とともに評価され、最終的には任天堂による2017年の年間ダウンロードランキング(国外)で3位にランクインした。

なお、Nintendo Switchには、往年の名作を現行機で楽しめるサービスバーチャルコンソールはなかったものの、アケアカNEOGEOといったサードパーティーによるレトロゲーム復刻プロジェクトや、『ロマンシング サガ2』(2017年12月15日発売)といった単発のリマスターの例があった。

凡例

  • 本項にパッケージタイトルとして記載されているソフトは特記がない限り、ダウンロード版も発売されている。また、パッケージ版とダウンロード版で発売日が異なる場合は、以下の例外を除き、先発分の「備考」欄に後発分を記載する。
    • 体験版が先行配信されている場合(テスト目的の配信も含む)は、製品版の「備考欄」に体験版を記載する。
    • ダウンロード配信された複数のソフトを収録し、パッケージタイトルとして発売された場合は、双方のタイトルを別々に記載する。
  • 「パ」の列に印がないタイトルはダウンロード専売であることを示す。●印があるタイトルは、2017年にパッケージでも販売されたタイトルであることを示す。〇印があるタイトルは、2018年以降にパッケージでも販売されたタイトルであることを示す。
  • 「CERO」には以下のコンピュータエンターテインメントレーティング機構によるレーティング区分を記している。また、2020年10月以降に配信されたダウンロードタイトルの一部ではIARC(国際年齢評価連合)によるレーティング区分を記している。
    • CEROレーティング年齢区分
      • A:A区分(全年齢対象)
      • B:B区分(12才以上対象)
      • C:C区分(15才以上対象)
      • D:D区分(17才以上対象)
      • Z:Z区分(18才以上のみ対象)
      • :教育・データベース区分
    • IARC汎用レーティング年齢区分
      • 3 :3歳以上対象
      • 7 :7歳以上対象
      • 12 :12歳以上対象
      • 16 :16歳以上対象
      • 18 :18歳以上対象
  • パッケージ版として記載されたタイトルのうち、「備考」内に書かれている同梱物について、個数が書かれていない場合は1セットとする。


発売されたタイトル

2017年は51のパッケージタイトルが発売され、142のダウンロード専売タイトルが配信開始された。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 『ファミ通ゲーム白書2018』株式会社Gzブレイン、2018年6月25日。 


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