キンベル美術館(英: Kimbell Art Museum)は、アメリカ合衆国テキサス州フォートワースにある美術館。

歴史

1972年に、実業家で熱心な美術収集家であったケイ・キンベル夫妻の私的コレクションをもとに設立された。 美術館の設計者はルイス・I・カーンで、カマボコ形のコンクリート・ヴォールトの屋根を戴いた細長いユニットがおよそ3×6の配置で並べられており、屋根の頂部からの自然光が反射板にあたり、間接照明として館内を照らしている。

2008年に、建築家レンゾ・ピアノによる拡張が発表され、2013年に公開された。

コレクション

コレクションの代表作家は、ドゥッチョ(The Raising of Lazarus)、ミケランジェロ・ブオナローティ(『聖アントニウスの苦悩』)、フラ・アンジェリコ、アンドレア・マンテーニャ、ジョヴァンニ・ベリーニ、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ、パルミジャニーノ、アダム・エルスハイマー(The Flight into Egypt)、 ヤン・ホッサールト、ルーカス・クラナッハ、カラヴァッジョ、カナレット、ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ、 ニコラ・プッサン(ヴィーナスとアドーニス)、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(『いかさま師(クラブの札版)』)、クロード・ロラン、 アントワーヌ・ヴァトー、 フランソワ・ブーシェ、エル・グレコ(Portrait of Dr. Francisco de Pisa )、ディエゴ・ベラスケス、バルトロメ・エステバン・ムリーリョ、 ホセ・デ・リベーラ、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ、フランチェスコ・グアルディ、 ピーテル・パウル・ルーベンス(Equestrian Portrait of the Duke of Buckingham)、フランス・ハルス、 ヤーコプ・ファン・ロイスダール、レンブラント・ファン・レイン、フランシスコ・デ・ゴヤ(Portrait of the Matador Pedro Romero) 、 ジョシュア・レイノルズ、 トマス・ゲインズバラ、ジョージ・ロムニー、トーマス・ローレンス、 ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(Glaucus and Scylla)、アントニオ・カノーヴァ、 カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ、フレデリック・レイトン(Portrait of May Sartoris)、 ジャン=バティスト・カミーユ・コロー、ジャック=ルイ・ダヴィッド、ウジェーヌ・ドラクロワ、カミーユ・ピサロ、ギュスターヴ・クールベ、 クロード・モネ(La Pointe de la Hève à marée basse)、エドゥアール・マネ(『ジョルジュ・クレマンソー』)、ポール・ゴーギャン(『自画像』)、 エドガー・ドガ、ポール・セザンヌ(『マリア邸のあるシャトー・ノワールの風景』)、パブロ・ピカソ、ジョアン・ミロ、ピエト・モンドリアン、 アンリ・マティス、ジョルジュ・ブラック、ジェームズ・アンソール、 エドヴァルド・ムンク(『橋の上の少女たち』(Mädchen auf der Brücke))

ギャラリー

ヨーロッパのコレクション

アジアのコレクション

参照

  • エーモン・カーター美術館

関連リンク

  • 公式サイト(英語)
  • バーチャルツアー

建築を旅して~写真 考え抜かれた美術館の本質/キンベル美術館(アメリカ)

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キンベル美術館 / Kimbell Art Museum 建築と街並みの備忘録

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